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野田版画工房

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思ひ出 ハタ和紙職人の暮らし

依頼主さんのお父様の自伝本。


長い時間かかってしまいましたが、京都府宮津 畑(はた)で生産されていたハタ和紙。
昔、ハタ和紙を作られていた今は亡き職人さんがかかれた自伝 和綴じ製本ができあがりました。

以前の記事おじいさんのハタ和紙


おじいさんが漉いた和紙に、雲母で染め胡粉で型押し。こんにゃく糊で補強。依頼主さんのご実家であるここの襖と同じ文様にしました。畑に沢山咲いているわさびの花と、巡る巡るをモチーフにしたもの。
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中身も残っていた手漉きの和紙、42枚分。
依頼主さんが42ページ分に編集し、オギノ製本さんとの共同制作でした。


ハタ和紙の事は勿論、戦時中の暮らしの事、家族の事が細かく書かれています。


おじいさんが漉かれた紙は強さと、優しさを持っていました。
良いものは、心が洗われる。


何より、おじいさんの息子さんである依頼主さんが大変喜んで下さった事が嬉しかったです。

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by nodahanga | 2012-09-02 08:41 | 暮らしのこと
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