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野田版画工房

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「すき・ま」のこと

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14日からはじまる展覧会のタイトル「すき・ま」のこと。


以前、長野でお会いした現代美術作家の母袋俊也さんから向井一太郎、向井周太郎さん著「ふすま」という本を教えてもらいました。


すぐにその本を手に入れ、読んでいく中で、<「すき」としての「ふすま」>という章があり、大変共感し、その「すき」という言葉をヒントに生まれました。


少し本の中を引用すると


ーーー「す・き」とはまず「すみか」をつくることである。
そのためには、清浄な座をしつらえていくということであり、天地自然のありのままの素材を活かしていくことでもある。
単に自然のまま用いるのではなく、手をかけていく事。
素材固有の性質や美しさを丁寧な手わざによって引き出す事。
素材に新しい命を吹き込んでいくことであるーーー



「すき」は「透き」「漉き」「梳き」「好き」
「す・き」のすは「素」「数」.....
「す・き」のきは「気」「時」「季・期」「肌」「生き」「粋」.....


これを読んで、可能性をもっとさぐりたいという衝動にかられました。


これらの「すき」に「間」「真」「すのまま」という意味合いをつけたし「すき・ま」としました。
みえない空間、時間をも感じることができれば、という想いで。


度會 保浩さんの作品とともに作る空間を、ゆったりとおもいのままに過ごしていただけたら幸いです。



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母袋先生と初めてお会いしてお話ししたのはたったの数十分だったのですが、あの時にこの本を教えて下さったことに感謝。。
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by nodahanga | 2012-10-05 21:41 | 展覧会
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