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野田版画工房

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いのちやどる

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間もなくはじまる和ろうそくと野田版画工房の展覧会、「拠って立つものたち」


櫨ろうそくのこと。
展覧会を企画する前、和ろうそくの大與さんに伺いました。櫨(はぜ)の蝋燭を手に取った時に、その質感や色、微妙に異なるかたちに魅かれるものがありました。


工房を見せてもらった時に炎が大変美しいと聞いていましたが、それ自体の美しさにまずこころが踊ったのでした。


明るい部屋で櫨蝋を胡粉で染めた紙の上に置いてみる。


しっかりと手で一本一本つくった足跡が蝋燭の胴体に見えます。薄い渋緑のいろも様々な表情があり、火を灯す前に精神統一しているかの様です。



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鳥の子紙に具を引いたもの。
左は胡粉、右は銀。蝋燭の灯火によってでる表情は深く暖かい。




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これは出産前日、延命公園の散歩中の一枚です。
これを撮った夫は「今まで見た事ないくらい何かが出てた」といってました。
二人の人間が交信していたのでしょうか、、


ものにも命が宿るといいますが、櫨の蝋燭を眺めているとまさにそんな気がします。
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by nodahanga | 2013-10-14 13:19 | 暮らしのこと
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