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野田版画工房

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手摺り木版手で伝える

前回の日記に書いた集落のふれあいサロンが終わりました。


自分達がここに引っ越すまでのこと、摺り師として働いていた時の事、デザインの事、染めの事、摺り、仕立てのことを話しました。手摺り木版の実演をして、何人かに実際に体験してもらいました。



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説明だけでは伝えきれないところを実際に手で感じてもらうことで、伝わる事は随分大きくなったきがしました。





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ある方から「屏風はどっちが裏でどっちが表?」という質問がありました。これは私達の屏風制作の上でとても重要なところです。自分の屏風の捉え方、改めて日記に書きたいと思います。



世代をこえて伝い合える時間、とても充実していました。私達が引っ越して来た当時から、なにかと親切にしてくださったHさん、声をかけて頂きありがとうございました!
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by nodahanga | 2013-09-30 00:17 | 暮らしのこと

こどもとおばあちゃんとおばちゃん

明後日、9/28土曜は、集落の高齢者の方に、私達の仕事の事を知ってもらい、簡単なワークショップと作品の前でのお話をさせてもらう予定です。



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集落は子供が少ない。0歳5ヶ月の娘の上は4歳の子が2人、5歳、その次は小学校3、5、6年生が一人ずつ。希少な子供たち。毎日娘と集落を散歩するのですが、おばあちゃん達はみんな声をかけ喜んでくれています。娘もにこりと笑い、この時間を楽しんでいるようです。


明後日の時間は私達にとっても、皆さんにとってもかけがえのない時間なのだと思います。襖の事、屏風の事、手摺り木版の事、たくさんの事を話す事はできますが、むしろおじいちゃん、おばあちゃんに昔の暮らしの事を聞ききたいと思っています。



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どんな時間になるのか楽しみ。



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今年の地蔵盆の一枚。子供の声とおばあちゃん達の歌が響きわたっていました。



「おばちゃ〜ん」といわれて「ん?誰のこと?」と一瞬思いましたが、そういえばもうりっぱなおばちゃんなのでした。
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by nodahanga | 2013-09-26 22:42 | 暮らしのこと

胸が高鳴る時間

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色味を目で肌で、確実に感じるため自然の光を通した所での制作は欠かせません。



おおきな六曲屏風の制作途中、自然光に照らされた紙、ここで一呼吸置く。



天気が良いと昼間は前の広場でおばあちゃん達のゲートボールのカチンカチンという音と、その時のやり取りを何となく聞き入れながら、一気に色を置いていきます。



胸が高鳴る時間です。
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by nodahanga | 2013-09-26 00:08 | 作品について

戸襖と柿渋

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同世代のご家族の和風建築。新築に古い道具をとてもうまく各部屋に取り入れられていました。
古い戸襖を新居の和室に持って来られ、その戸襖に紙を納めさせていただきました。


柿渋とベンガラを用いて制作しました。
柿渋は、渋柿の未熟果を擦り潰して搾汁して発酵させ濾過したもの。防水、防腐、防虫効果があり、またその色味も味わいがあり、時間と共に深みのあるものになります。



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文様は村、山、暮らし。永源寺に引っ越しをして工房からの景色からインスピレーションを受けて版を起こしたもの。


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柿渋は、番傘に塗ったり、漁の網にも使われていたそうです。
この写真は藍子の形見、祖父が使っていた着物の糊置きに使う道具です。もうかれこれ30年前程に使っていたものです。職人の手が握っていた面影が柿渋を塗った紙を通して伝わります。


色んな人が行き交う住まい。末永く、家族の時間が柿渋の戸襖にもしみ込まれていきますように。
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by nodahanga | 2013-09-23 22:37 | 作品について

ふすま

同世代ご夫婦からのご依頼で、表は画の入った作品、裏面は白地に雲母の仕上げを手掛けさせていただきました。


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やわらかい金色に染め、胡粉で型押しし、その上に浅葱色の画をいれました。水、空気、雲、有機的な形を浮かび上がらせたイメージ。白地の方はもくもくと森の形が浮き出てくる文様。


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古民家を再生してお若い夫婦が住まわれる家は遊び心があり、ものを大切にして生活をされていました。こうして住まいに関わらせていただくと、暮らしに大切にされている事や、はっと気づく事があり、毎回勉強になります。そして次のアイデア、こんな事がしてみたいと清々しい気持ちで次の作品に取りかかる事ができます。


家が人を育て、人が家を生き生きさせる。ふすまのある暮らしがますます楽しいと感じる今日このごろです。
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by nodahanga | 2013-09-22 22:39 | 作品について

裏打ちの高揚感

新しい版木を具引き、型押し、裏打ちしました。


裏打ちとは、紙の裏面にさらに紙を張り合わせ丈夫にすること。紙の美しさをぐっと引き出してくれます。例えるなら着物を着こなしている人の姿でしょうか。。。表面的なもの以外の美しさを感じます。おくゆかしさを持ちしっかり立っている、隙がない姿。



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新しい版木、モチーフは「黄金のりんご」と「繭」。
繭のほうはもともと色も決まったイメージで制作したもの。
シルバーに染め、胡粉で型押し。時にギラッと光る地の色と胡粉にもほんのりと色がのっているようにも見える所が面白い。


裏打ちされた紙、仕立てられた紙の表情はぐっと深みを増す。
この行程の高揚感がたまらないのです。
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by nodahanga | 2013-09-18 23:28 | 作品について

夏から秋へ


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娘が生まれ早くも4ヶ月が経ちました。
首もすわり、まわりの色んなものに興味をもち、なにかを話している毎日です。

彼女は彼女なりに表現していて、何かを伝えようとしているのが分かります。

親になり子供を育てると言う事は大変なこともありますが、それ以上に子供から学ぶ事がたくさんあります。

作品に対しての捉え方や考え方も変わりました。

これからの制作がより楽しみだし、もっと子供から色んな事を学ばせてもらおうと思っています。


この秋、3回目の自宅展を予定していますので、詳細はまた告知させていただきます。
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by nodahanga | 2013-09-05 00:34 | 暮らしのこと