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野田版画工房

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春正月を迎える屏風

春正月を迎える屏風


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縁が縁を呼んだ2013年。
この屏風をご依頼下さった方もご縁で遠方から工房に来て下さりました。私達も御宅に伺い、仕上がったものです。



新しい年をこの屏風と共に迎えて下さるとのこと、光栄です。


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深々と降る雪の流れは、画面いっぱいに版木を摺るリズムを促してくれました。



一つ一つ違う屏風を作る度に思う事は、色々な意味で胸が高鳴り、毎回新鮮な衝撃を感じて作りたいと言う事です。
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by nodahanga | 2013-12-29 23:38 | 作品について

魂 地に宿る

地は生きている。


先日、写真家のmotokoさんが工房に来て下さりました。取材やプライベートで日本中を旅されていると、第六感がびりびりと働くのでしょうか。興味深いお話を沢山聞きました。お話の中で、「山や森、大地には[魂]が残っているような気がするんです。」とおっしゃっていた事が印象的でした。


そういえば、永源寺のこの工房に引っ越しが決まる前、家の上のお寺のご住職が「家を見る前に、ここの土地との相性が大事だから周辺をまわって来ては?」と言われ、その通りにまわりを一周しました。家の裏の山道をはじめて通った時に「ここに来る。」と確信し、すぐに引っ越しする事に。直感とはこういうものだな、という感覚を味わいました。


地は不思議だ。引き寄せられる様にしてきたここも、実は遠い昔に主人のご先祖が住んでいたり、集落の神社には私の生まれた土地の神社の神様が奉ってあったり。


神秘、地。人はそれぞれこのような神秘をもっているのでしょう。山や大地に「魂」がある、きっとあるのだとおもいます。


生まれた京都に今までに感じた事のない親しみを感じたり、他の地のかたとの出会いが意味のあるものであったり。



袖振り合うも多生の縁、とはこういったことを言うのかもしれません。



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by nodahanga | 2013-12-25 00:18 | 暮らしのこと

うちとそと

内側がある事を知るには、外側を知る事


外側を知るには、一つのものをふたつに分ける事


ある形を切り、その外側を観察する


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文様を生む時のヒントになります。
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by nodahanga | 2013-12-20 00:07 | 作品について

見えぬワザ2


水で裂いた和紙の繊維は「くいさき」と言います。


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紙は繊維で成り立っていることがよく分かります。

なんと温かく、愛おしい。

このくいさきのお陰で、下張りの紙の継ぎ目がフラットになり、本紙を張ったときにその継ぎ目が目立たなくなるのです。


ぐるりに糊を着け、下地に張っていきます。
しわなど出来ないよう、ピンと張ったように刷毛で撫でていきます。


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紙の重なりをもって張っていく事で、下地から浮いている状態の下張りができます。

そして乾燥。


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ピンと張った袋張りの紙。
紙の重なったところは白く濃くなって、変則的なチェック柄みたい。


ここまで綺麗に張った下張りだけれども、人間で言えば下着を身につけただけの状態です。
服を着るように、本紙を張っていくのです。


もうこの下張りは見える事はありません。


しかし、この行程を経てこそ、紙のふっくらとした風合いが保たれるのです。
そして紙は浮いているので、乾湿のある日本の風土にあわせて呼吸し、伸び縮みするのです。


美しさを引き出そうとする時、見えなくなるものがたくさんあるのだと思います。
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by nodahanga | 2013-12-17 23:49 | 作品について

見えぬワザ1


摺り上げた紙を襖や屏風に仕立てるときに、重要になってくる行程に「袋張り」という技術があります。

これは、襖や屏風の下地から幾層かの薄い和紙を浮かせて張る下張りの事。
浮かせた下張りの上に一番表の本紙を張る事で、紙本来の美しさを引きだします。


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写真は薄い和紙に水を引き、手で裂いている時。
裂いてできた和紙の繊維をきれい作ります。

そうして繊維がでた和紙を糊付けしやすい様に均等に広げることを「いざらす」と言います。


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いざらした和紙がなんとも美しい。

この紙のぐるり2〜3mmに糊を着け、下地に張っていくのです。



この続きはまた、、、
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by nodahanga | 2013-12-16 02:14 | 作品について

彫刻的ふすま

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意識が自分の中に入り込む感覚は実に面白いものです。自分の身体が自分のもので無くなる様な感覚。外の音も無くなり、身体の中の音が聞こえてくる。瞬きすらも忘れ、まさに精神が一つに統一されている状態。自分の呼吸だけが頭の両サイドで聞こえている。



この感覚は、よっぽどあることに集中した時にだけ出てくるものです。
それはただ立つ事です。随分長い間、ただ立つ事をひたすら追求していた時があり、その時に得た感覚をこうしてふすまに映しました。



実際にふすまに仕立て、その前に立つと、やはりわたしには立像がそこに見える気がします。





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by nodahanga | 2013-12-14 00:09 | 作品について

原点 ふすま 初春ここへ

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野田版画工房という屋号をかかえ、永源寺に引っ越してはや2年半。原点は、風野工房の襖にあります。



二人で仕事をはじめた最初のふすまです。
手掛けるまでに随分時間がかかったのを思い出しました。「言葉」というモチーフで版を起こしました。



原点のふすま。ふすまが原点。この襖をみると身が引き締まります。




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自分の考える「ふすま」。
「ふすま」は、ただの間仕切りではなく、人と人、人と家、家と地、地域と人々、それぞれの関係性を持っているものだと考えています。このふすま(屏風も含め)現代にどんな事が提示できるのかを日々模索し、制作しています。




原点 ふすま 初春ここへ。2014年のスタートとなる展覧会、皆様にお会い出来るのを楽しみにしております。





「2014 風野工房 初春展 ー屏風と染飾布ー」

2014年1月3日(金)〜7日(火)

am10:00~pm5:00

1月3日(金)新年会オープニングパーティpm3:00~



風野工房ギャラリー
〒527-0211 滋賀県東近江市永源寺相谷町347
tel/fax 0748-27-2049
e-mail kazenokobo@e-omi.ne.jp

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by nodahanga | 2013-12-12 23:06 | 作品について

古きよきものもういちど

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古きよきものもう一度。


古くて使われていなかったものにもう一度、活躍してもらう。昔のものは単純な構造の中に知恵が詰まっていて面白い。特に衝立は軽くて便利。我が家では常にどこかには使っている優れものです。


古い下地に作品を仕立てる。隅々まで磨いて新しく作品を入れると、本当にものが喜んでくれていると感じます。
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by nodahanga | 2013-12-09 23:35 | 作品について

年末年始の展覧会

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年内と年始の展覧会のお知らせ




灯 ー星をあつめ展ー

日時/2013.12/14(土)〜12/25(水)
場所/ギャラリー寺子屋
時間/11:00~17:00

 火.金定休
〒522-0083 彦根市河原2-3-6
0749-22-1601

築250年の歴史を持った、元寺子屋だった古民家ギャラリーです。
灯をテーマとしたグループ展です。


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風野工房 新春展(仮タイトル)
日時/2014.1/3(金)~1/7(火)



時間、その他詳細は後日改めて載せます。
新春、晴れやかに迎えられる様皆様のご来場お待ちしております!

























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by nodahanga | 2013-12-08 02:05 | 展覧会

床の間

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床の間


我が家の床の間「自立する紙」と掛け軸のかわりに制作したパネル「ニ隻のそら」


二隻の空の銀色はいっそう朝の光を部屋に取り入れる。


放っておきっぱなしにならないように、床の間を楽しむのが我が家の習慣です。花もよし、壷もよし、小さな置物と大きなパネル、背の高い屏風とお香、タペストリー。



小さなギャラリー、無限の床の間です。



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by nodahanga | 2013-12-05 11:28 | 作品について